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連載・進学お役立ち お仕事図鑑 教育業界
ベビーシッター
家庭に訪問して、母親に代わって子どもの世話をする
家庭を訪問して、授乳・オムツ交換など子どものお世話をする仕事。乳幼児は急に体調を崩すことも珍しくないため、子どもの健康に関する高度な知識も求められる。保育士国家資格や全国ベビーシッター協会認定資格などを取得すると、活躍の幅を広げることができる。核家族化や女性の社会進出に伴い、ベビーシッターの需要は高まっている。
保育士
小学校入学前までの子どもの世話・教育をする
両親が働いていたり病気であったりなどの理由で、家庭では充分なケアを受けられない小学校入学前までの子どもを、家庭に替わって保育する仕事。食事や睡眠・遊び・トイレなど、子どもの日々の生活をサポートするほか、必要であれば保護者にアドバイスをすることもある。保育士試験に合格することで保育士と認められる。
幼稚園教諭
子どもたちに勉強など教育の基礎を指導する
読み書き・絵画・音楽・運動といった教育の基礎を指導する仕事。集団生活での人間関係の形成など、社会的な子供の発育を促すことも役割として担っている。幼児は体調を崩しやすいため、園児の健康状態を常にチェックし、十分な目配りを行うことも欠かせない。幼稚園教諭の免許を取得することで幼稚園教諭と認められる。
小学校教師
小学校で習う多様な教科と生活に関する教育を担う
国語・算数・体育など、小学校で習うすべての教科を教える仕事。義務教育の最初の段階として、社会のルール・マナー・集団生活などの定着も担っている。このほか遠足・運動会・PTAへの参加・家庭訪問・教員研修会など、さまざまな行事をこなさなければならない。小学校教員免許を取得し採用試験に合格すると小学校教師と認められる。
中学校教師
担当する教科に特化した学習指導を行う
中学生に義務教育で定められた科目を教える仕事。学習指導要綱などに従ってまとめた授業計画に基づき、教科書を主な教材として授業を進めていく。プリントやスライドなどの補助教材の準備をする場合もある。授業以外にも進路指導・クラブ活動・学校行事などの役割がある。教員免許を取得し、採用試験に合格すると中学校教師と認められる。
高校教師
生徒たちの専門性を高める学習指導を行う
高等学校に勤め、特定の教科について教育や指導を行う仕事。小・中学校教諭に比べると担当する授業数は少ない代わりに、より高度な専門性を求められる。授業以外にも、学級担任として学級指導や、生活指導や進路指導、クラブ活動の指導にあたることもある。教員免許を取得し、採用試験に合格すると高校教師と認められる。
養護教諭
学校内での救急処置・保険指導・予防接種などをする
学校内での救急処置や保健指導、健康相談などをはじめ、身体測定や予防接種などの保健計画や保健室の管理運営を担当する仕事。「保健室の先生」と呼ばれることが多い。保健師の資格を取得することで養護教諭と認められる。学業や友人関係・家庭の悩みを抱えて保健室を訪れる生徒も多いため、心理面のサポートも求められている。
司書教諭
図書館の図書整理や貸し出し業務の運用を担当する
小・中・高校の図書館における図書整理や貸し出し業務の円滑な運用をする仕事。図書に関する授業、子どもたちへの図書の推薦、図書紹介冊子の製作なども業務となることがある。ほとんどの学校で教職員が教諭と司書教諭を兼任しているため、選任での採用は少ない。資格を取得することで司書教諭と認められる。
特別支援学校教諭
特別支援学校で障がいを持つ子どもの学習指導をする
目・耳・知的機能などに障がいのある幼児・児童を対象として、特別支援学校で学習指導をする仕事。医療機関や福祉施設、企業や大学などとも連携して、乳幼児期から学校卒業後まで、障がいのある子どもたちとその保護者に支援体制の充実を図っている。普通教員免許とは別に養護学校教諭普通免許状を取得すると、指導教員と認められる。
塾講師
授業のフォローや受験対策を目的に学習をサポートする
学校での授業についていけない児童・生徒をフォローしたり、受験対策を実施したりする仕事。一対一の個別指導形式と、一度に大勢を対象とする講義形式がある。児童・生徒の通える範囲に複数の学習塾があることが多いため、受講生とのコミュニケーションや、得点アップなどの具体的な成果を通して受講生に評価してもらう必要がある。
大学教授
自らの高度な研究と学生の教育を両立させる
専門的で高度な知識を持ち大学や付属の研究機関で研究をするかたわら、学生に講義をする仕事。一般的には大学院を卒業後、助手・講師・准教授などを経験してから教授になる。継続して特定の学問に取り組むための集中力や根気は欠かせない。研究の成果で研究に充てられる予算が増減するなど、競争を求められる側面もある。
専門学校教員
専門的な知識と経験を活かし、即戦力を育て上げる
将来に役立つ専門的なスキルを身につけるための授業を実施する仕事。学術性よりも「現場では実際にどのような能力が必要とされているのか」という観点が欠かせないため、ほとんどの教員は実際に社会で活躍した経験を持つ。授業する対象の学生も具体的な職業やキャリアアップの目標を持っている場合が多い。
スクール講師
専門性を活かし、社会人に学びの機会を提供する
英会話や資格対策講座・料理・楽器・ビジネスマナーといった習い事やセミナーで講師をする仕事。スクールなどに講師として勤務する場合や、自宅などで教室を開く場合がある。義務教育をはじめとする学校教師と異なり特別な免許を必要としない代わり、営利目的のスクールで指導する以上、人間性や質の高い指導力を受講生に認められる必要がある。